TS-890S/Dは、高温から内部回路を守るため、送信・受信中にかかわらず、ファイナル部の温度を監視し、以下のように冷却ファンと送信出力を自動で制御します。
●ファイナル部の温度が約50℃に達すると、サーミスタがこれを検出し、冷却ファンが低速で回転し始めます。さらに温度が約70℃に達すると冷却ファンは中速で、約75℃に達すると、高速で回転します。
●温度がさらに高く(約80℃以上)なると、温度プロテクションが作動し、送信出力が自動的に最小限まで低下します。
温度プロテクションが作動した場合は、受信状態のまま本体の電源を切らずに冷却ファンを動かし続け、内部の温度が下がるのをお待ちください。本体の電源を切ると冷却ファンが停止し、温度が下がるまでに時間がかかることがあります。