無線機とPCとをUSBケーブルで接続する場合は、あらかじめPCに仮想COMポートドライバーをインストールする必要があります。
下記の、無線機に対応した仮想COMポートドライバーのページにて、説明をよくお読みいただいた上でダウンロードし、PCにインストールしてください。インストールの後、仮想COMポートドライバーのページの説明にしたがって、電源をONにした無線機とPCとをUSBケーブルで接続して、PCのデバイスマネージャー画面で、接続している無線機にCOMポート番号が割当てられていることを確認してください。

■​TS-990S/D, TS-890S/D, TS-590SG/DG/VG, TS-590S/D/V, TH-D72 の場合​
https://www.kenwood.com/jp/products/amateur/vcp_j.html​

■TH-D74, TH-D75 の場合
https://www.kenwood.com/jp/products/amateur/handy/th_d74/thd74_vcp_j.html

 

●各機種用の ARCP(ラジオコントロールプログラム)や MCP(メモリーコントロールプログラム)などのソフトウェア側で通信速度やCOMポート番号の設定などが誤っている場合は、インストールした正しい仮想COMポートドライバーが適用されて無線機にCOMポート番号が割当てられていても、PCが無線機と正常に通信できません。かならず設定をご確認ください。


●最初に仮想COMポートドライバーのインストールをおこなわないで無線機とPCとをUSBケーブルで接続した場合、まれに無線機に対応していない誤ったドライバーがPCにインストールされてしまい、後から正しい仮想COMポートドライバーをインストールして無線機とPCとを接続しても、正しいドライバーが反映されないことがあります。

　インストールした正しい仮想COMポートドライバーが反映されているかどうかを確認するには、上記仮想COMポートドライバーのページの説明のように、電源をONにした無線機とPCとをUSBケーブルで接続した状態で、デバイスマネージャー画面で「ポート（COMとLPT）」の部分をクリックして階層表示にします。正しいドライバーが反映されている場合は「Silicon Labs CP210x USB to UART Bridge (COMxx)」 (TH-D74の場合は「TH-D74 (COMxx)」)​ という表示があらわれます。(xxの部分は割当てられたCOMポート番号です。PCの使用状況によって異なります)

　上記の「Silicon Labs CP210x USB to UART Bridge (COMxx)」 (TH-D74の場合は「TH-D74 (COMxx)」)​ がどのポートにも割当てられず、それ以外の誤ったドライバーが表示されているような場合、そのドライバーの名称と「(COMxx)」が表示されている箇所を右クリックし、「削除(U)」を選択して削除をおこなってください。その後、あらためて正しい仮想COMポートドライバーをインストールし、無線機とPCとを接続してください。誤ったドライバーのインストールが原因だった場合は、その手順で解決することもあります。

※上記の内容は、あくまでも参考例です。手順の結果を保証するものではありません。無線機がPCに認識されない場合、USBケーブルの断線、またはUSBポートの故障や接触不良などのほか、お客様のPCの使用状況などでさまざまな要因の可能性があります。また、仮想COMポートドライバーのインストールや削除、その他PCの操作につきましては、お客様ご自身の判断と責任で慎重におこなってください。

※無線機とPCとの接続については、PCに関する知識が必要です。弊社では、お客様のPCに関するサポートは行ないませんのでご承知おきください。